旅とひらめき

代々木公園を散歩していると、木立からの風や小鳥たちの声が爽やかに届いてくる。幾分、散歩人が増えているようだ。いまや、コロナウイルスが世界中の人々を不安の坩堝に落とし込んでいるが、コロナ渦が証明したものは、何といっても現代都市社会の脆弱さだ。

 

先端の科学技術やAIやデーターキャピタルとやらで守ってくれていないのだろうか。リアル商業の要である物流も効果を発揮していないようで、必要な物資が手元に届かない。それらがパンデミックという社会症状を引き起こす。

 

私は10年ほど前から、蟄居ともいえる書斎生活か、それ以外は国内外の旅する生活を送ってきたが、こんな状況で自由な旅はできていないが、書斎生活とペリパトス派を気取る散歩の暮らしを続けている。パンデミックになっても何にも生活スタイルは変わっていないが、旅する時間が減った。そこで、心と頭で書斎の中で世界中を巡っている。その旅するシミュレーションだけで、たくさんのひらめきが起こる。

 

これからの社会や生き方にたくさんのヒントをもらう。それらを一冊にまとめて本にした。これまでに書き溜めた原稿が種になっている。『旅とひらめき』は、<おこもり時代>の友として、未来に火をともしてくれる一冊として、私は書き上げたつもりでいるのだ。思惟の力をレジリエンスにして、この時代を生き残ろうではないか。

こんな素敵な著作紹介を、連載していた旅行新聞社のホームページでしていただきました。

『旅とひらめき』、望月照彦氏が新著発行

エッセイストの望月照彦氏はこのほど、「旅とひらめきー柔らかく生きる叡智を養うために」(日本紀行)を発行した。旬刊旅行新聞紙上で毎月連載しているエッセイ「街のデッサン」の2014年から19年までを基に、新たなエッセイを加えて一冊にまとめた。定価1200円(税別)。

本著は、望月氏が旅先で出会った産業や歴史、文化や人間にまつわる物語、地域性を持つ事業などに、自身の構想を込めてエッセイ化したもの。全84のエッセイを、「感動」「発見」「ひらめき」「構想」の4つのカテゴリーに分けて収録されている。

望月氏は著書で「旅をすることは、異郷や異文化、異人に出会うチャンスがあるということ。たくさんの神経回路の架け替えや掛け違いが誘発され、新しい発想やひらめき、ヒントをもらえる」と語る。異郷の文化に出会うことでの感動や喜びによって、自己発見・開示を誘発させる旅をするための手引きになればという想いが著書に込められている。

生きる上での文化行為が観光の基本

私は多くの先達、先駆者に導きを頂いた。例えば中堅企業論の構想者・中村秀一郎先生には産業社会における「ベンチャービジネス」の重要性を、政治評論家の草柳大蔵先生には、厳しく文章の書き方を教えていただいた。自分の専門にこだわらずに、多くの先輩たちに(後輩になる人たちも多かったが)ご教授いただけたことが人生の宝となった。

 

観光産業の分野では、この分野の大御所である須田寛先生に、特に「産業観光」の概念創造と実践で実に大きな教えを受けた。日本で最初の産業観光の実践者であった森賀盾雄先生や、観光立国の立役者・丁野朗先生とは、いわば地域観光の未来を学ぶ「須田塾」の同級生である。須田先生はご高齢であられるが、今でも矍鑠として全国のどこへでも行脚してご高説を論じている。

 

私は先頃大病をして、いまそれを乗り越えるべくトライアルしている。ご指導いただいた方々への、私の感謝と評価をしなければと、病床で考えていた。旬刊旅行新聞で連載している小さなコラムに、須田先生の観光事業への理念の一つである「観光とは、生きる上での文化行為である」という私なりに受け止めた言説を、紹介させていただいた。むろん、この短いエッセイでは壮大な須田先生の観光事業への想いを表現することはできないが、ごくわずかであっても私なりの紹介をさせてもらおうと思った。

 

いま地球社会は大きな変節の時代を迎えている。「新しい資本主義」が生まれる前に、生命系としての地球の命が絶えるかもしれない。そんな危機感を持って、私は須田先生の言う「文化行為」の有効性を知らしめたいと、言葉を借りて、願っているのである。

新見南吉に想いを馳せる

知多半島の半田を訪れて、この半島の歴史的な産業の発展過程や、常滑の盛田昭夫の生まれ育った風土を体感しました。そこには、何か半島(ペニンシュラ)が発信する不思議な文化資本の存在があって、起業家だけではなく、新見南吉のような異脳の文化人も包摂した世界が横たわっているように思えました。南吉の屈折した人生でしたが、実は彼の精神は真っすぐで、それが私の心を突き刺して、南吉傾倒を生み出したのだと、珍しく降った大雪の残された南吉の記念館の前の原っぱで得心していたものでした。そのエッセイを載せます。

観光価値の本質

優れた人工知能がどんどん開発されていく時代だからこそ、命を持つ生物としての人間の「叡智」をどう育くむかが、問われている。昨年の秋、日田の咸宜園を訪れてその答えの一つを見出した思いがした。「地域塾」であり、しかも『私塾』である。困難な問題に直面した時代、日本の各地に私塾が誕生し、叡智が群生して集合知をもたらした。その一種「社会脳」のような知の動態が、問題解決の要となった。そのAIをはるかに超えるであろう「社会脳」の解明を、いま私たちは求められているのではないか。

東京・吉祥寺のエクセレントな差別化戦略

武蔵野市吉祥寺の行政や商工会議所とは、もう30年を超えるお付き合い。日本で最初のパッサージュをめざして、商店街再生事業も構想したいきさつがある。いままた、武蔵野市観光機構(むー観)の武藤毅事務局長やアーバンプロデューサー・入川秀人氏、コンセプトデザイナー・坂西元氏など異脳者同志の議論を重ね、超ハイパーモデルの社会デザイン構想を創り上げている。その一つのイメージモデルを、エッセイに表現してみた。こんな事業は、まさに吉祥寺でしか実現できないのではないか。
不測の時代が訪れたからこそ、構想博物館で練り上げた事業が、日の目を見る時代がやってきたように、思える。

随筆ツーリズムの発見:寺田寅彦と妻:夏子の物語を追って

しばらく海外滞在しておりましたが、帰国しましたらエッセイが出ておりました。須崎市のゆるキャラ、ふるさと納税などの施策が大きな成果を生み出していますが、こんな地味な観光事業も一考したらいかがかな、と企画してみました。お目通しいただけたら幸甚です。

 

須崎も知的な資源が実に豊富だということが、最近日本人の震災思想の考え方を分析・評価して注目されている寺田寅彦を通して、大勢のファンに理解されるのではないでしょうか。よろしくお願いいたします。 

日本のアマルフィ:須崎市横浪半島

須崎市には、世界に誇りうる<須崎資源>が埋もれている。それらを研き輝かせるのは、私たちの鋭い世界洞察力と、叡智だ。そして、多様な地域資源を衝撃的に新結合させる(イノベーションさせる)志民と、試民のドラマテックな登場を、須崎の未来が待ち望んでいるのだ。

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<旬刊「旅行新聞」2013年9月1日(日)掲載記事より>

 

先週、アマルフィ海岸に行ってまいりました。いや間違い!横浪半島でした。イタリアのアマルフィーと見紛う美しさ。外国から来た方々は、大いに感動するでしょう。そのための、面白く学術的な提言を、須崎市の皆さんにしてきました。この構想を、楠瀬市長さん、森賀教授と図って、世界が驚き感動するプロジェクトに仕上げることを、念じています。構想博物館メンバーの共同研究テーマにしたいと思っています。


街の考古学

渋谷という都市は、第2次大戦後、様々な角度から見て大きな変容を遂げてきた。私自身は、1970年代の流通産業革命が東急ドメインと西武セゾングループの進撃の舞台として胎動していくドラマに多少とも係わることがあって、ある意味ではこの街に育てられたといっていい。

しかし、この街は「未完」の街でもある。流通革命も、ビッドバレーも、オリンピックタウンとしても、ファッションビレッジとしても、未完である。都市自身が常に流動していることから、完成した都市など無いにしても、渋谷の深いコアのようものの不在は、むしろ渋谷の未来性を感じさせる。未来を描くためには、この街の原像に迫る系譜学が有効だ。「街の考古学」への遊歩が、最近の私の楽しみになっている。

ビューティフル・エイジング

【80歳で起業した観光ベンチャー】

美しく齢をとりたいと思う。齢(よわい)を重ねることに抵抗するつもりはさらさらないが、その齢相応の「姿」には心を傾けたいと思っている。構想博物館の近在で暮らす卜部圭右ご夫妻。圭右氏は当年80歳、夫人は70歳。

 

この5月に、長谷の大仏様の通りに5坪のフリットの店をオープンさせた。見事な人生だ。ご夫妻の人生とその姿は、まさに「ビューテイフルエイジング」。如何に美しい人生をデザインできるか・・・このテーマに私たちはこれから自然に接近していく時代が、来ているように思う。

地域知(塾)巡りの旅が楽しい

 【地域再生は「知の場」の創造から】

最近の社会的論調では、地方地域の町や村では主に若年層の減少を背景に、その多くが崩壊・消滅に向かっているという衝撃的な主張が出ている。確かに、その現象は幾つもの地域で見られるものであるが、しかしどっこい、私の呼ばれた地域では、若きものも老いたものも地元塾に参加して、それらの難問をクリアし事業実践している姿を見ると、「知の場」を持つコミュニティの粘り強さを実感する。

 

日本には、伝統的に多くの地方地域に「私塾」が存在した。地域暗黙知を自己知にして、未来に向けて多様な地場エネルギーを開放していく手法は、これからの地域自己存続の重要な鍵になろう。

ナディーヌ・ヴォジェル夫人の午後のお茶

パリ生活での、楽しい時間をエッセイにしてみました。

アダム・スミスは「幸せとは、健康と楽しみ(享楽)にある」といっていますが、まさにそんな時間です。世界中が、幸せのお茶の時間を持つことができれば、必ず平和は実現できる・・・厳しい現実の中の、強い想いです。

 
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 <旬刊「旅行新聞」2014年5月1日(日)掲載記事より>

 

パリで出会った旅の秘訣「友達づくり」

パリ滞在時の、エッセイ第1報です。体調不全で、屋根裏部屋会議が多かったのですが、さまざまなヒントを色々な方からいただきました。19世紀の賢人のつもりで、構想を膨らませていました。訪れた街に何人の友人が存在するのか。あるいは訪れた街で、たくさんの友人が創れるか。これからの大切な観光の要諦を、パリの滞在で学びました。

 

【都市のフレンドシップ作戦】

小さな四角の窓から、エッフェル塔が見える。まるで、ルソーの絵のようだ。時間によって、背景の空の色が真っ青から夕景の茜色に変わっていく。暗くなると、塔の決められた照明の時間が来る。。。。。

都市の「かいぼり」という発想

ムー観(武蔵野市観光機構)の武藤事務局長が熱心にサポートしている「かいぼり」の視察談の記事。現代都市文明の「かいぼり」こそが大切、というのが私の構想です。私たちの、頭脳の「かいぼり」も忘れずに、というのが、帰国後の実感でもありますね。

 

【井之頭公園の池の再生作業から見えたこと】

池のたっぷり湛えられていた水が底まで干上がって、泥土がすっかり露出してしまった。普段なら、水面にゆったりと浮かんでいるスワンボートが一カ所に集められて、所在無げに身体を池底に投げ出している。意外と池の水深が浅く思われたのは、汚泥が蓄積されたからであろうか。27年ぶりに、井の頭公園の池の「かいぼり」が行われている。。。。。

帰れ、湯布院へ

昨年の秋の深まる季節、久方ぶりで由布院を訪ね、玉の湯で一泊した。溝口薫平さんと話をしたかったからだ。次の日、福岡での講演を控えた薫平さんが、着いた日の午後、夕方、次の朝と時間をとってくれて、何かそれだけで嬉しかった。

 

観光には、おまねきする人の真摯な心が大切、そのためには「まじめな魂」が最も求められる。中谷健太郎さん、志手康二さんの3人で若かりし頃巡ったドイツのホテルオーナーから教授された哲学。何度も聞いた話だったが、今回も感動が深かった。

 

むろん、完成されたまちづくりなど無い。現在の由布院にも問題はたくさんある。それら一つひとつをまじめな魂が取り組んでいく。イベントや集客手法ではなく、この哲学がしっかりと伝承されていく。そのことに腐心する地域に、必ず未来がある。

 

またひとつ、由布院の暮らしと文化の奥深く、人々の心のぬくもり触れるという、観光の持つ大切な役割に気付かされた自分がいた。

食のジャポニズムが創り出されるか

日本の食文化、その奥深い技法と味のミラクルが、世界中で注目されていますが、パリでは、15人の“食の侍”たちが人々の心を席捲しています。

 

何と、ミシュランの星を持つ15人もの日本人のシェフたちのレストランを巡るツアーが大人気。スシブームどころではありません。日本の舌の遺伝子を待った15人の侍が、次なる次元の食の宇宙をデザインしようとしているのです。もうそれは、<日本食>のレッテルも吹き飛ばし、食の絶対性を主張しようとしているのです。どうなることやら。ただただ感嘆、です。

免疫型経済と、発酵文化で島の活力を

小豆島・土庄町長選挙に、いよいよ柳生好彦氏が挑戦します。これまでの自分を育ててくれた島に、恩返し。「世界一の幸せを皆で創り上げる島に!」が標語です。
 
多摩大学大学院で、必死になって勉強してきた成果と、人生の熱き想いを存分に注入する。この彼のトライアルには、私たちの「社会デザイン」研究と実践の構想が、懸かっています。12月17日が、投票日。深く、強く、サポートして行きましょう。

残念なお知らせですが、土庄町町長選挙で柳生好彦氏は、一敗地にまみれる、ということになりました。選挙スタート時の劣勢を、政策論争を通して覆すことができなかったのが、大きな敗因です。しかし、この選挙を通して1万人の有権者の方々に政策を聞いてもらうことから、町民の皆さんの「生」策に耳を傾けることの大切さを学んだことが、得難い貴重な体験になったことでしょう。島人の「日々の生活の幸せ創造」というテーマは、柳生さんにはこれからも不変的な理念です。その実現に向けて、「地域事業家」としての新たな挑戦はこれから始まります。地域の経済と文化の創造を、社会事業家として必ず成し遂げてくれれるでしょう。そのスタートに、私は心からの拍手を贈りたいと思います

四国・須崎市の観光グローバル戦略とは

須崎市には、世界に誇りうる<須崎資源>が埋もれている。それらを研き輝かせるのは、私たちの鋭い世界洞察力と、叡智だ。そして、多様な地域資源を衝撃的に新結合させる(イノベーションさせる)志民と、試民のドラマテックな登場を、須崎の未来が待ち望んでいるのだ。

産業観光は、今では観光のターゲットとして定番になりつつある。この観光の狼煙を上げたのが、2000年にフォーラムを開いた四国の新居浜市だ。それを仕掛けたのが異端の公務員と呼ばれた森賀盾帆子雄氏である。その最初のフォーラムに招聘され、基調講演を行った。

 

私にとってもフォーラムが産業観光実践のきっかけとなったが、それ以来森賀氏とは兄弟分のように付き合っている。彼からまた依頼が来た。同じ四国の高知県須崎市でまちおこし人材塾をやるという。 ・・・(詳細は右画像をクリック)

 

<旬刊「旅行新聞」2013年9月1日(日)掲載記事より>

 

 

行く先不透明の時代の観光のあり方「ユートピアリズム」を探求する

 

小高い丘の上に建てられた展望塔に登ると、360度の視界が見事に広がっている。山々が連なり、遠くに海の存在が感じられる。足元に支店を引き寄せると、緑の丘陵に囲われた施設群が望めた。その盆地の風景にある感慨があった。

 

例えば、トーマス・モアが理想郷を描こうとして頭の中で抱いたイメージ、建築家ブルーノ。タウトが構想した山岳都市などに共通する感慨である。風が吹いてきて、塔がゆらりと…            ・・・(詳細は右画像をクリック)

 

<旬刊「旅行新聞」2013年6月1日(土)掲載記事より> 

 

 

巨大な潜在的市場の開発に向けて

▮▮▮ 贈りあう旅の発見 ▮▮▮

 

大きく浅間山がすっきりと晴れた青空の中に屹立している。たくさんの文人・作家や画家たちが列車から見上げた風景だろう。私たちも、新幹線の客車から見上げている。次の軽井沢の駅で降りる。隣にいるワイフも、心なしか嬉しそうだ。

 

久しぶりの信州・軽井沢への旅だった。

 

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<旬刊「旅行新聞」2013年5月1日(水)掲載記事より> 

 

 

街のデッサン:街中が撮影セットになっているテーマタウン

初めて、水海道(常総市)という街を訪れた。茨城県南西部に位置したこの街は、寛永年間、鬼怒川が利根川に直結したことで、水運を活用して下総、下野などの潤沢な農産物を江戸に供給する拠点として大いに栄えた。街を歩いてみると、、、、

 

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<旬刊「旅行新聞」2013年3月1日(金)掲載記事より> 

 

街のデッサン:"フラヌール(遊歩道)"という存在

散歩や街歩きが注目されているようだ。日々の散歩は健康にもよいだろうし、何よりもそれ自体それ自体お金がかからない。高血圧症の私は、医者から軽い運動を義務付けられているが、それには散歩が一番で、毎日30分ほどの歩行を心がけている。おかげで、薬物治療よりはよほど安定しているように思える。考えてみると、、、、、

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<旬刊「旅行新聞」2012年9月1日(土)掲載記事より> 

 

街のデッサン:パリでは"食のジャポニズム"が元気だ(Paris, France)

何年か前に、夏の休暇を使ってパリのマレ地区でアパートを借りて過ごしたことがあった。そのアパートを拠点にして、小さな町や村を巡る計画でいたが、パリの裏町を徘徊することも結構楽しくて、東京の日常とあまり変わらない生活スタイルを楽しんだ。

 

そろそろ帰国も迫ったある日、アパートの程近い裏通りに寿司屋が回転しているのに出くわした。へぇと驚いたが、

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<旬刊「旅行新聞」2012年3月1日(木)掲載記事より> 

 

街のデッサン:バック・トゥー・ザ・パッカー(東京都中野区)

だいぶ以前のことになるが、フランス・リヨンの商工会議所を訪ねた折に、旧市街を散策する機会があった。リヨンはかつては絹織物のまちとして名を馳せ、料理のまちとしても有名。

 

一方では、先端技術開発を志向する都市として近年では注目を集める。視察の合間の息抜きの散策であったが、古い建物や大いににぎわうレストランなどが集まった広場に出くわした。                 ・・・(詳細は右画像をクリック)

 

<旬刊「旅行新聞」2011年10月1日(土)掲載記事より> 

 

街のデッサン:"ミュージカルシティ"を目指して (埼玉県東松山市)

東京は世界都市であり、日本の中心都市だから大勢の人々が訪れ行き交う。わざわざ行政的にも、民間の旅行会社も政策やプロモーションを打たなくても問題ない時代が続いた。 

 

しかし、観光事業は都市活性化の大きな柱であることは、諸外国の都市が証明してきた。世界に向けて、集客の仕掛けを施せば、大きな地域利益を創出する。国を支える産業として、観光が重要な位置を占める時代なのだ。・・・(詳細は右画像をクリック)

 

<旬刊「旅行新聞」2011年7月1日(金)掲載記事より> 

 

街のデッサン:社会的創造力が生み出す日本の底力(東京都昭島市)

今、日本の持つ社会的な想像力に大きな注目が集まっている。思わぬカタストロフに日本の社会が直面した時に、その力は遺憾なく発揮される。またその力はどこから生まれるのか。

 

その答えに、私はつい最近直面した。東京の三多摩にある昭島市から学んだのだ。・・・・・・(詳細は右画像をクリック)

 

<旬刊「旅行新聞」2011年6月1日(水)掲載記事より>